【NECOKICKS】1stフルアルバム『ネコキ名人スーパーベスト』Mi-tak(Gt/Vo)による全曲ライナーノーツUP!
2015/04/09 21:00 UP
ベスト盤的1stフルアルバム『ネコキ名人スーパーベスト』を4/22にグッドモーニングアメリカでお馴染みのFIVE RAT RECORDSからリリースするNECOKICKSのフロントマンMi-tak(Gt&Vo)による全曲ライナーノーツが到着!!楽曲の背景や真意を理解してから聴くと深みが増してネコキ名人レベルが上がることマチガイナシ!!


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M-1「1秒先の未来」
1番人気のある曲ですね(NECOKICKS調べ)普段からねぇねぇ。っていうフレーズ結構使うんですよね。本気で誰かに投げ掛ける時って案外言葉って出てこなくて、ねぇねぇ。そんな風に声をかけることが多いかな?って思ったことがこの曲の始まりです。そしてこの曲をライヴで何度も歌っていく中で、フロアにいるお客さんの目を見て、ねぇねぇと歌う瞬間、なんだか僕の歌がその人に届いている様な気がしました。そこから僕もお気に入りだし、メンバーもお気に入りだと思っています。今作では再録した1秒先の未来が収録されているのですが、とっても良い仕上がりです。音の伸びに大きな変化があると思っています。これからも大切にしていきたい曲の1つですね。
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M-2「右往左往」
うわー。やらかした。もう嫌だー。ってなる瞬間ってありますよね。例えばお酒を飲んで、失敗してしまった翌日の朝。そんな時はとことん自分を嫌いになるんですよね。でも夕方位になるとそんな自分を守ろうとする自分がいたりするんですよね。結局自分のことって嫌いになりそうになっても嫌いになれないんだろうなって思ったんです。でも大好きだとは言えない。そんな右往左往してる気持ちを歌ってます。なのでMVの女の子2人に挟まれて迷っている男心はまたちょっと違う演出になっているんです。本当は誰にでも訪れる自分を嫌いになったり、好きになったりする瞬間の歌です。ライヴではみんなで右往左往〜!って歌えたら嬉しいです。NECOKICKS史上、最もネガティヴ発言多めの楽曲でネガティヴダンスチューンと呼んでいます。笑
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M-3「1R」
ワンルームと読んで下さい。物件的な意味での1Rです。一人暮らしを始めた僕は毎日アパートで曲を作っていました。騒音問題で近隣住民の方々に怒鳴られることもありました。壁が薄いアパートって辛いですよね。笑 怒られる直前に出来たのが1Rです。この歌はライヴでも昔からずっーとやっていて、僕にとって応援歌という位置付けになっています。メンタルが弱っている時って、まわりくどい言葉よりも、ストレートでパワーのある言葉に救われることが多いと思うんです。誰かの背中を押してあげたい。そんな気持ちで歌っていますが、それと同時に自分の背中も押してるんですよね。僕はこんなもんじゃない。そんな思いを、これから先もずっと抱いていたいです。ちなみに住んでいたアパートの間取りは1Kでした。笑 響きを優先し1Rになっています。笑
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M-4「ブルーオレンジ」
僕は長野県という田舎で育ったこともあり、東京という都会な場所に対して、大きな憧れを抱いていました。とにかく早く東京に行きたい。東京に行けばビッグになれる。そんなことを毎日考えていました。高校卒業後、『俺、東京に行ってくるわ』そんなセリフを地元に残し、上京しました。実際、引っ越した先は神奈川県でしたけどね。笑
そこから僕の東京ライフが始まったのですが、あっという間に時間が過ぎて行き、気付いたら4年も経過していました。思い描いていた自分との誤差に『こんなはずじゃなかった…』と嫌になってしまうことも多々ありました。でもそんな時にたまたま見上げた東京の空が綺麗なブルーオレンジで、なんだかホッとしたんですよね。東京の空も長野県の空も変わらない。昔も今も変わっていない。そんなことに気付き、ブルーオレンジという曲が生まれました。たまには空を見上げてみるのも良いですよね~。
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M-5「シュガー」
男ってバカだね。僕はそんなことを言われてしまう典型的なバカな男だと思っています。とある日の話。お財布の残金5000円。友達との待ち合わせに30分以上早く着いて暇を持て余していました。そんな時に立ち寄った某石鹸屋さん(LUSH)のお姉さんに一目惚れし、5000円の買い物をしてしまい、友達と飲みに行くことが出来なくなってしまうという失態をおかしました。笑 よくよく考えるとあの笑顔は営業スマイルだったかもしれないですね…でもそんな事はどうでも良いんです。お姉さんの笑顔にときめいた自分の心は真っ直ぐで素直だから。誰かを好きになる気持ちを理由をつけてごまかすよりも、素直に認める方が素敵だと思うんです。シュガーはそんなことを伝えたかったのかも知れません。シュガーじゃなくて、ラッシュにすれば良かったですかね?笑
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M-6「empty empty empty」
このままバイトをサボって海でも見えるとこへ行こうか。そんなこと毎日ように思ってます。笑 でもそんな訳には行かず、結局バイトにはちゃんと向かうんですよね。そして、そんな毎日を繰り返していると、自分にとっての幸せが分からなくなってしまう時があるんですよね。僕はそんな時、気の許せる友達を誘って飲みに行きます。笑 そうやっ自分なりのリフレッシュの仕方が、誰にだってあると思うんです。難しく一人で考えるのではなく、もっと楽に考えてみたら?そんな思いで作りました。
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M-7「Days of summer」
僕の想像する夏って、ワクワクして、ドキドキして、でもなんだか切なくてそんなイメージなんですよね。そうなんです。いつもいつも。ハッピーに終わらせてくれないのが夏だと思ってます。笑 ワクワクドキドキの反発が夏の終わり押し寄せてくるんだよね。毎年夏がやってくると、好きだった子と花火大会に行ったことや今はパパになっちゃった友達と川遊びしたこととか色んなことを思い出してセンチメンタルな気分になっちゃう。笑
それでもまた夏がやってくると、毎年毎年懲りずに夏に期待しちゃうだよな~笑 そんな歌です。個人的にはラストのサビが好きです。ラストのサビに想いが凝縮されているような気がするからです。
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M-8「Sunny day」
実は、もうNECOKICKSでは演奏しないことも増えてきたタイミングであえて収録することになりました。やっぱりこの曲は沢山の人をハッピーな気持ちにさせる大きなパワーを持っていることを再認識したからです。この曲は耳でも無く、ハートでも無く、体で聴いて欲しいです!笑 ちなみに振り付けもあるんですよ。チュッチュルって!笑
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M-9「ハナウタ」
この曲は初期衝動の歌です。中学生の時に、初めて銀杏BOYZの君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命のアルバムを再生した時に、爆音と共に流れてきたフレーズの歌です。そんなフレーズをある時にふとハナウタとして口ずさんだんですよね。その時に忘れかけていた大事な気持ちを思い出したんです。忘れていてもふとしたきっかけで、キラキラした何かを思い出せるんだよ。そんなことを伝えようと思い作りました。サビ部分のリードギターが絶妙にキラキラしてて好きです。
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M-10「REMEMBER」
女々しい歌だな。って思います。笑
でも作った時は相当メンタルがヤられてたのを覚えてます。毎日自転車で1時間近くかかる場所でバイトをしていたんですけど、色々と辛かったんです。友達にも最近拓海の様子がおかしい…と指摘されるほどです。そのバイト先のおかげで、もうどんなバイトも出来るのではないか!?っていう強さを手に入れたことも事実です。笑 その帰り道に携帯電話を落としたんですよね。拾いに行ったら画面がバキバキになってました。しかもその数分後自転車のタイヤがパンク。あの時はもう何もかも嫌になりましたね。笑 もう仕方がないから、自転車を置いて、時間をかけて歩いて帰ることにしました。その時にふと電話したくなった人が居たんですよね。久々だし、こんな時間だし出てくれないだろうな…って思いながら電話をしたら、出てくれたんですよね。変わらない声のトーンになんだかホッとして涙が出ちゃいました。笑 電池もそんなに無かったし、10分程の会話だったと思うんですけど、今でも覚えています。その帰り道にREMEMBERの歌詞を書きました。あの人は元気かなー?何してるのかなー?
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